介護の問題の背景

急速に進展した高齢社会は、要介護者の急激な増大、医療費の高騰をもたらした。また、核家族化、女性の社会参加にともない家族が家で介護をすることを困難にしている。

日本が高齢化社会に入ったのは1970年である。そして高齢社会(高齢化率14%)に入ったのは1994年であり、わずか24年で高齢化社会から高齢社会に至った。さらに注目したいのは2000年頃から世界でも抜きん出て老年人口割合が増加した点である。

要介護高齢者を介護している主な介護者は、2004年の国民生活基礎調査によると配偶者が24.7%と最も多く、次は子どもの配偶者が20.3%、子どもが18.8%であった。

2004年の国民生活基礎調査によると、要介護状態になった原因別構成は、「脳血管疾患」が全体の26.7%、「高齢による衰弱」が16・3%、「骨折転倒」が10.8%、「認知症」10.7%となっている。

平成13年人口動態統計より65歳以上の高齢者の死亡原因となった疾病は「悪性新生物」、29.9%、「心疾患」16.4%、「脳血管疾患」14.9%などが上位を占める。

「高齢者の生活イメージに関する世論調査 1993年」では、「高齢期の生活に不安がある」ものが89.2%、「特に不安を感じることが無い」9.6%であった。その不安の内容は「自分や配偶者が虚弱になり病気がちになることなどの健康問題」49.4%、「介護が必要となったときのこと」49.2% 「老後の資金のこと」35.5%などである。

1995年の人口動態社会経済面接調査報告書によると、高齢死亡者のうち、自宅で死を迎えた人は20%、病院等の施設で死を迎えた人は78%であった。

内閣府の「高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査」によると、「現在の住宅にそのまま住み続けたい」36.3%、「現在の住宅を改造し住みやすくする」21.4%、介護専門の公的施設に入居する11.6%、子供の家で世話をしてもらう5.8%であり、その多くが住み慣れた自宅に住み続けたいと願っている。

日本が高齢化社会から高齢社会になったのはわずか、24年であった。これに要した年数はフランスでは115年、スウェーデン85年、比較的早いイギリス47年であり、日本の高齢化の速度と割合は世界でも類をみないものであり、介護の基本整備を急がなければならないのである。

 

問い

1.日本が高齢化社会(高齢化率7%)、そして高齢社会(高齢化率14%)になったのはいつごろか。WHEN1

2.要介護高齢者を介護している主な介護者は誰か。WHO1

3.介護が必要になった主な原因は何か。WHAT1

4.65歳以上の高齢者の主な死亡原因は何か。WHAT2

5.高齢期における不安の内容はどのようなことか。WHAT3

6.高齢者の最後を迎える場はどこが多いか。WHERE1

7.高齢者は虚弱化したときどのような場でどのような介護を望んでいるか。HOW1

8.超高齢化社会の対応(介護の基盤整備)を急がなければならない理由は何か 。WHY1

 

解答

1.日本が高齢化社会(高齢化率7%)、そして日本が高齢社会(高齢化率14%)になったのはいつごろかになったのはいつごろか。WHEN1

日本が高齢化社会に入ったのは1970年である。そして高齢社会(高齢化率14%)に入ったのは1994年であり、わずか24年で高齢化社会から高齢社会に至った。さらに注目したいのは2000年頃から世界でも抜きん出て老年人口割合が増加した点である。

2.要介護高齢者を介護している主な介護者は誰か。WHO1

2004年の国民生活基礎調査によると配偶者が24.7%と最も多く、次は子どもの配偶者が20.3%、子どもが18.8%であった。

3.介護が必要になった主な原因は何か。WHAT1

2004年の国民生活基礎調査によると、要介護状態になった原因別構成は、「脳血管疾患」が全体の26.7%、「高齢による衰弱」が16・3%、「骨折転倒」が10.8%、「認知症」10.7%となっている。

4.65歳以上の高齢者の主な死亡原因は何か。WHAT2

平成13年人口動態統計より65歳以上の高齢者の死亡原因となった疾病は「悪性新生物」、29.9%、「心疾患」16.4%、「脳血管疾患」14.9%などが上位を占める。

5.高齢期における不安の内容はどのようなことか。WHAT3

「高齢者の生活イメージに関する世論調査 1993年」では、「高齢期の生活に不安がある」ものが89.2%、「特に不安を感じることが無い」9.6%であった。その不安の内容は「自分や配偶者が虚弱になり病気がちになることなどの健康問題」49.4%、「介護が必要となったときのこと」49.2% 「老後の資金のこと」35.5%などである。

6.高齢者の最後を迎える場はどこが多いか。 WHERE1

1995年の人口動態社会経済面接調査報告書(厚生労働省大臣官房統計情報部)によると、高齢死亡者のうち、自宅で死を迎えた人は20%、病院等の施設で死を迎えた人は78%であった。

7.高齢者は虚弱化したときどのような場でどのような介護を望んでいるか。HOW1

内閣府の「高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査」によると、「現在の住宅にそのまま住み続けたい」36.3%、「現在の住宅を改造し住みやすくする」21.4%、介護専門の公的施設に入居する11.6%、子供の家で世話をしてもらう5.8%であり、その多くが住み慣れた自宅に住み続けたいと願っている。

8.超高齢化社会の対応(介護の基盤整備)を急がなければならない理由は何か。WHY1

日本が高齢化社会から高齢社会になったのはわずか、24年であった。これに要した年数はフランスでは115年、スウェーデン85年、比較的早いイギリス47年であり、日本の高齢化の速度と割合は世界でも類をみないものであり、介護の基本整備を急がなければならないのである。